| VFOのドリフト対策 | |||||||||||||||||||
![]() 当時のVFOはこんなもんだったのでしょうかね! TRIOの高級機だったんです。 コールドスタートでSWON ちょっと200Hzほど上がって 1時間ほどで1kHzダウン・・その後は非常にゆるやかに 1時間に100Hzぐらいずつ際限なくダウン。 ドリフト測定には内蔵マーカーを動作させ、ダイヤルを回し適当なビート音を出しヘッドフォン出力をカウンターを入れ計測することになる。 VFO・マーカー・キャリア総てのドリフト結果を計測。 |
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![]() その1 温度変化によるドリフトですからVFO内部に豆電球(6.3V 0.15mA)を2本入れ熱的にVFOを安定させることをテストしました。 電源は12Vの別電源でVFOの電源もここから三端子レギュレータで供給しました。 本体の電源を入れずに常にVFOは動作しております。 実はこの段階で問題は解決すると正直思っていました。 少々のドリフトはがまんして使おうと思っていましたが・・・。 実験の結果コールドスタートからの急激な変化はヒータにより無くなりましたが、際限のないズルズルのドリフトは収まりません。 (電球の横は発振用コイル タイト製) その2 「温度補償コンデンサーによるドリフト解消」 永年溜め込んだCQ誌・ハムジャーナルやウエブでの資料集めをしました。 やはりデジタル回路でのドリフト解消の記事も参考になりましたが、正攻法での攻略を決めました。 それは「温度補償コンデンサーによるドリフト解消」です。 ![]() この回路図は TS-830取り扱い説明書よりコピーしました。 ドリフトの原因 @ VFOの設計で特に温度特性に優れた部品を使用しなければならないことは、言うまでもありません。このVFOでもコイルにはタイト製を使いコンデンサも温度補償用コンデンサを使用しております。 LC発振における周波数変動は温度が変化することによりコイル等の線材が温度上下により伸びたり収縮することにあります。 それを吸収する素子として温度補償用コンデンサがあります。 通常のセラミックコンデンサはコイル等と同じ正特性を示しますが、温度補償用コンデンサは0又は正・負特性を持つコンデンサです。 上記のVFO回路図に黒・赤・オレンジ・の書き入れがしてありますがこれがコンデンサにカラー表示されている温度係数マークです。 NP0 (0ppm) 黒 N80 (80ppm) 赤 N150 (150ppm) オレンジ N220 (220ppm) 黄 このVFOの際限なく周波数が下がるドリフト特性を見てL1のコイル周りのコンデンサの温度特性を変えることにより状況が変わることが確実でしたので、C14の10PF(N150) C13 の22PF(NP0)を中心にもっと温度係数の高いコンデンサに入れ替えて調整。 この調整で最終結果の50%程のドリフト特性になりました。 正直これまでかなと思い止めようと思いましたが、それでもと思いVFO基板をじっと眺めておりましたら TC-1 トリマ 6PF・・・ ナント回路図には6PFとありますが頭のペイントは赤 きっと回路図の間違いですね。( TC-2は6PFの間違い) そしてこのトリマ 材質がセラミックと気が付き (セラミックの温度特性は正)これをタイト製のエアバリコンに交換しました。 このトリマ交換により大きなドリフトは無くなり、微調整は周辺コンデンサを交換することによりドリフト退治は終了しました。
A機械的要素ドリフト 今回処理したのはL1のコイルを止めているネジをプラスチックネジに交換しました。 金属で止めるより良いとの情報からですが、結果にどう反映したかどうかはテストできませんでした。 又コイル周りの配線を太い線材に交換しました。 |
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別電源によりVFOを暖めることにより実験が進みました。 最終的には、コールドスタートから30分後からのドリフトは±100Hz以内に収まり通常QSOには問題ないレベルになりました。 |
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今回、温度補償用コンデンサが決めてとなりましたが、入手が困難になっております。 ウエブで秋葉原ラジオデパート2Fの海神無線さん(03-3251-0025)で NP0 とNP150 は入手しました。 店主はとても親切な方です、お話によると温度補償用コンデンサは需要がなく手持ちのみで終了だそうです。 アナログより、デジタルでで処理するので買い手がないいんでしょうね。 NP150は入手できたのですが,N220とかもっと欲しくラジオデパート1Fの桜屋電機店 で普通のセラミックコンデンサの中にカラー表示の付いた温度補償用コンデンサを発見! たくさん購入しました。 ここのおじさん面白いですね、ちょっと昔のパーツが入手できます。 温度補償として別にしておくと売れないから普通のセラミックと混ぜて販売しているとのことでした。 |
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